アニメでの表現。
学者が考えた結論として、くねらない。(図表はリンク先でご覧ください)
scientist:西村三郎 archive
↓↓↓
↑↑↑1911年にドイツのシュレジンガーとうい動物学者が、リュウグウノツカイの泳ぎ方について大きな論文を書いていた。その中で彼は、リュウグウノツカイはウナギのように体をくねらせながら泳ぐと結論づけていた。それが当時の学会の定説だった。私は、内部の骨格と筋肉、特に胴体の部分の筋肉の性状を詳しく調べて、どうしても体を左右に蛇行させる泳ぎ方はこの魚にとって正常でないと考えるようになった。筋肉の発達具合がそのようになっていないのだ。
ずいぶんと時間をかけて、さまざまなことを考えた。リュウグウノツカイやサケガシラには浮き袋がない。それで体の比重が周りの海水よりも大きい。サケガシラでは実際に本物の魚を使って測定して確かめた。つまり彼らはなにもしないと必ず沈んでしまうのだ。いったいどうなっているのか。そのとき気づいたのが、これらの魚の背びれを動かす筋肉がとてもよく発達しているという事実だった。
結局行き着いた結論は、体を斜めにして立ち泳ぎするという考えだった(図表参照)。背びれをつねに動かすことによって斜め上向きの力が生まれる。それが重力とつりあって、結局魚は水平方向に移動する。これが私がさまざまな情報から到達した彼らの泳ぎ方をめぐる結論だった。
泳いでいる動画。
Giant oarfish Regalecus glesne in the Gulf of Mexico (M. C. Benfield et al) from Breaking Science News on Vimeo.
図で見ると納得ですが、たしかに網にかかったり浜辺に流れ着いた画像では、蛇やウナギのようなものを連想してしまいますね。
(2014-01-25追記)食べた人のレポートがありました。
体長4メートル20センチ! 深海魚「リュウグウノツカイ」実食レポート - トゥギャッチ[archive]
地元の砂浜にリュウグウノツカイが生きた状態で打ち上がったよ〜!体長4m20cm!超デカかった!! pic.twitter.com/K1GqUQ0G83
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 23
明るいところで見ると、やっぱりデカイな〜 pic.twitter.com/W0prY3qrEn
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
おはようございます。今朝の職場の打ち合わせで、昨夜打ち上がったリュウグウノツカイを食べる事になりました(^ω^)
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
@subaru2012 あ、すみません全部食べ物になってしまいました・・・;鳥取大で研究されている先生等にも連絡したんですが、皆さん大量に保有していて必要ないと言われてしまいました;
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
さて、昨夜打ち上がったリュウグウノツカイ、標本にするか研究資料にするか色々な機関に連絡とった結果、引き取り手が無かったので食べる事にしました。 pic.twitter.com/Gx4lLG3dlh
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
お腹の中を裂いてみると、中にはオキアミがパンパンに詰まっていました。胆のう等の臓器も綺麗に残っていたんですが、その胆のうの大きさが以前捕まえたイノシシの子供ぐらいの大きさがあってびっくりしました
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
リュウグウノツカイの身、尾っぽの方の断面はこんな感じ。軟骨質の骨だからすっぱすぱ切れました。スゴく綺麗な白身。 pic.twitter.com/0CaSasdMjr
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
さて、そんな綺麗な切り身の味わい方ですが、最初はシンプルに汁にして食べてみました。食感はたまごの白身みたいな感じ。味は少し癖がありましたが、タラみたいなほのかな甘みがありました!とっても美味しくいただけました!! pic.twitter.com/phscLM14Zz
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
次はバター炒め。水分の多い身なので、お湯でさっと茹でて、身を引き締めてから炒めました。汁の時より若干食感があり、ご飯のお供と言うより酒の宛向き?美味しかったけど、煮た方が美味しいかな? pic.twitter.com/yILOqoUqH0
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
そして、今回の目玉商品??リュウグウノツカイの心臓!グニャグニャな部位だったので、お湯でしっかり洗って、身を引き締めました。コレを食べたことある人は少ないはず pic.twitter.com/Y2H0YCg1O6
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
そんな心臓を醤油バター焼き!3つのブロックに別れた部位、それぞれが独特の食感があって最高でした!ココが一番美味い!!一番大きな部位は鶏のハツの様な食感と味、白い部位はコテッチャンの様な味でした!最後の部位は残念ながら分け前が無く不明; pic.twitter.com/izclkxtZ9c
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
以前食べたサケガシラと比べてリュウグウノツカイは食感が独特で面白かった。サケガシラはアンコウを食べてるような印象だった。味はどちらも美味!よく臭くて不味いとか言われてるけど、多分時間が経って痛んだのと調理の仕方が悪かったんだと思う。もし機会があれば皆さんもチャレンジして欲しいな!
— やませみ (@yamasemi_0w0) 2014, 1月 24
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