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Betelgeuse's Diary

【動画】波打際のむろみさん第9話。携帯電話セキュリティの話と、ネットスラングへの視聴者反応について

地球生命の歴史を見守ってきた博多弁人魚の「むろみさん」、
山中でさまざまな武器を生み出す鍛冶の「イエティ」、
上半身人型だが中身はまるっきり鳥である「ハーピー」、
オーパーツアイテムを趣味で作る変態紳士宇宙人「ワイズマン」。

・むろみさんの貝殻髪飾りは右がクラムシェル型携帯電話、左が4次元収納付きコンパクト
・どちらもワイズマンが製作。第3者にはボイル済みホタテ貝に見える強力セキュリティ
・イエティが携帯電話をもらいにいったらワイズマンのセクハラ
・ハーピーが不審な2ちゃんねる語を使うようになった理由はワイズマンの家宅侵入

第9話は、携帯電話通信ネットワークの話としてみると、
・個人が手に持っていないと機能しない強固な端末セキュリティとカムフラージュ機能
・個人情報を握る通信キャリアが位置情報を不正利用して家宅侵入行為
という、最高と最悪の両極端が入っていましたね。






今回は、大塚芳忠演じる宇宙人・ワイズマンのハイテンションさがとても楽しめました。


さて、ワイズマンがハーピーに教え込んだ各種のネットスラング。

ニコニコ動画のコメントを見ていると、新旧のオタクネタおよび2ちゃんねる用語などについて、興味深い反応が見られました。
2013年時点で、「波打際のむろみさん」という1990年代臭のあるギャグアニメをネット動画で一週間遅れで見る層の人々が、どういう反応をしていたか。
書き留めておきます。

・「たかがメインカメラをやられただけだ」(機動戦士ガンダム(1979-1980)、主人公アムロのセリフ)は、大塚芳忠氏が続編である機動戦士Zガンダム(1985-1986)で敵型のパイロットであるヤザン役だったことからツッコミ多数。

・「このデコ助野郎」(AKIRA(1988)での金田のセリフ「さんをつけろよデコ助野郎」)は、かなり反応が少ない。

・「…じゃあ~りませんか」(チャーリー浜がサントリー『ポケメシ』CMで使用し流行語(1990))については、まったく反応がない。極めて一般的なことばになっていると思われる。

・「キャストオフ」(仮面ライダーカブト(2006)の変身方式)については、大塚芳忠氏が仮面ライダー電王(2007)のデネブであることの指摘が少々。現在では”人形の服を脱がせて裸にすること”の意の単語となったため、指摘は少ない

・「自演乙(ジエンオツ)」「マジプゲラw」「テラカオス」「wktk(ワクテカ)」「ktkr(キタコレ)」「ワロス」「あぼーん」ほか、2000年代中期の2ch語については『懐かしい』『古い』など、知っているがそんなのもあった反応。
 ※なお、ハーピーのプギャーは「m9(^д^)」ではなく「mg(^д^)」になっている

・「賢者タイム」(事後の冷静さ・虚脱状態)についてはワイズマンが機械の身体というツッコミどころのせいもあり反応が多く、まだ死語になっていないうえでネタ要素も薄れていない現役のもよう。

・「(人名)△」「(人名)さんかくけい」「(人名)さん、かっけー」すなわち「(人名)さん格好いい」という、2008年頃サッカー本田圭佑が活躍しても引き分けなのを揶揄する言葉(後に賞賛へ変わった)は、『さんかっけーという読み方を知らなかった』が半数程度。

・「マジホビロン」(花咲くいろは(2011)で「【ほ】んとうに【び】っくりするほど【論】外」の意)は、近年だけあって反応も多いものの、『ホビロンって雛が入った鳥の卵だよね』という種類の書き込みがいくつか。

以上、メモここまで。
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テーマ:波打際のむろみさん - ジャンル:アニメ・コミック



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