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Betelgeuse's Diary

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細かい猛毒のトゲ、馬をも殺す強烈な痛み。最悪の毒草のひとつ、ギンピーギンピー

オーストラリアなどに生える Dendrocnide属の植物には、猛毒の細かいトゲ(毛)が生えている植物が4種あります。

その中で、オーストラリア東部の、2mほどの高さと20cmほどの葉を持つDendrocnide moroides は、"The Gympie-Gympie plant"ギンピーギンピーやスティンガーと呼ばれ、その痛みの強烈さで知られています。




きわめて細かいトゲなので、日本にいるチャドクガの毛と同じように、吸い込まないように気をつける必要もあるようです。

Gympie Gympie: Once stung, never forgotten - Australian Geographic
刺された人たちはまるで目に酸を注がれたような、巨人に握りつぶされるような、などの表現でその痛みを表しています。
刺されてから2年ものあいだ、冷たいシャワーを浴びると痛みが来る、とも。

Gympie Gympie – better known to us as the stinging tree

The stinging tree being so painful to humans does not seem to deter others animals. Most native animals like mammals, birds, frogs and insects will actually eat and live upon these toxic plants without being affected (as seen by the small green tree frog in the photo). It’s the new comers to Australia such as humans, dogs and horses that are affected by the stinging tree.


オーストラリア固有の動物には影響がないものの、あとからやってきた犬や馬や人間には強烈な毒、とのことです。

この植物についての総合的な記事(トイレットペーパー伝説など)は
ECOS Magazine - Towards A Sustainable Future
からダウンロードできる記事がもっともよくまとまっているので、そちらをご覧になるようおすすめします。(PDF WEB魚拓)


研究者の久保田政雄氏も、「ありとあらゆるアリの話」でこの植物について書かれています。
3. 「ジャングル」の常識は通用しない

オーストラリアのジャングルに行くと、刺されたら何日か入院しなきゃならない、といったトゲ植物が生えている。オーストラリア北部の町、ケアンズから少し入ると、テーブルランドと呼ぶ高原に、ところどころジャングルが残っている。オーストラリアには、かって広大なジャングルがあったが、イギリスの植民地になってからどんどん開拓され、今ではたった千分の一しか残っていない。それだけに国立公園として厳重に管理され、勝手に植物や昆虫をしようものなら、たちまち裁判にかけられてしまい、目の玉の飛び出るほどの罰金を課せられる。
 このテーブルランドには、昔から珍種のアリがいるので有名で、私などは「アリ採集許可証」をもらってジャングルに入る。しかし、採集していいのはアリだけで、もし他の昆虫などを採ったら裁判沙汰だし、だいいち同行の研究所のガイドの役の人が、巻き添えを食って職を失う結果にもなってしまう。日本の国立公園では、注意した監視員に暴行を働くとか、よほど悪質なことをしない限り、裁判にかけられるようなケースは少ないだろう。
 このテーブルランドに入ってすぐがクランダー国立公園だが、ここにはノコギリハリアリの仲間である「オニコミルメックス」が棲息している。黒くて小さなアリだが、軍隊アリと同じように放浪性で巣はつくらない。アリの採集に懸命になっていて、ここは恐るべきトゲ植物のあることを忘れたら大変である。そのトゲ植物はジンピースティンガー(スティンガーは「刺す」の意味)というのだが、見たところ葉は10センチから15センチで、やわらかい薄緑色をしているが、鋭い小さなトゲが一面に生えている。

ジンピースティンガー
 かって入植当時、放牧中の馬が多数刺されて死んだほど激烈で、日本のイラクサの痛さとは比べものにならない。イラクサは酸を含むのでピリピリ痛いのだが、ジンピースティンガーは馬をショック死させるほどだから、よほど強烈な成分があるのだろう。この国立公園には観光用電車が走っていて、駅に「この植物に注意!」と、実物を1本植えて警告していた。危険だから網で囲ってあったのだが、好奇心旺盛な人はいるもので、網の間から指をいれてさわってみたがる。あまり被害者が出るので、しまいには展示するのをやめてしまった。、という話もある。
 イギリスの探検家として有名なキャプテン・クックは、オーストラリア東海岸を探検、初めて東海岸の精密な地図をつくり、旧大陸にはめずらしい動植物を採集して持ち帰った。その採集品は今も大英博物館に保存されており、ジンピースティンガーも当然のことながら入っている。しかし、もうカラカラになっているが、今でもトゲに触れると刺すそうだ。採集されて220年にもなるというのに、その威力たるや大したものである。



2013-06-24 植物だって相当ヤバイ、恐怖の殺人植物ベスト10 : カラパイア を見て検索されている方が多いようです。
 YouTubeがリンク切れしていたので別動画に更新。
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