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2012年のベストエンターテイメント、アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』小説『魔法少女育成計画』

2012年もそろそろ終わりなので、この2作品を今年のマイベストとして取り上げておきます。


アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』(せんきぜっしょうしんふぉぎあ)

2012年の1月から全13話で放送されていた、歌って戦う鎧装着の戦闘少女モノ。つまりミュージカルです。

良さを一言で説明すると、特撮や時代劇などを踏まえた、突き抜けた古臭さです。

以下の特徴のどれかにピンと来る人には、間違いなく楽しめるでしょう。

高山みなみ水樹奈々がデュエットする。

・モブキャラはヒーローを取り囲んでやたらと空気を読み、やられるために飛び掛ってくる。

・必殺技を使うと画面が止まり、カットインで必殺技名が表示される。

・「覚悟」「」「人助け」「防人(さきもり)」などが文字通りそのままの意味で語られる。

・主人公たちが所属する秘密基地の司令官は最強マッチョマン。


作中にも『臭ぇんだよ!嘘臭え!青臭え!』という台詞がありますが、まったくそのとおりです。
素晴らしくクサい。物語はこれぐらい堂々と嘘をついていいのです。







小説『魔法少女育成計画』
現在、『魔法少女育成計画』『魔法少女育成計画restart(前)』『魔法少女育成計画restart(後)』の3冊が発表されています。

”魔法の国”は一般人から選抜試験で住民を選び、選ばれたものたちは美貌の女キャラに変身して強化された肉体と一発芸な特殊能力が使えるようになり、善行を積む。
変身して完全に見た目別人の美少女/美女に変身する魔女っ子、魔法の力を手にして人助けを目指す魔法少女、といった伝統のおとぎ話ですね。

さて、その「試験」に、殺し合い上等なブラック試験官がいたらどうなる?というワンアイディアから始まるこの2本の物語。
逃げられない環境で人々に殺し合いをさせるバトルロワイアルもの、は昨今でも『未来日記』『BTOOOM!』など、一定の人気があるジャンルです。

しかし、この小説の面白さは、魔法や少女や能力バトルが騙し合い殺し合いが、という部分よりも、圧倒的に乾ききったその文章にあります。

美少女・変身・特殊能力を得てしまった中学生や主婦やOLやフリーターや幼稚園児などなどは、社会生活と裏のヒーロー部分を使い分けて生きていくことになるわけですが、その隙間にある空虚な部分の描写がシンプルでしかも抜群に上手いのです。

エピソード1にあたる『魔法少女育成計画』は分量も手ごろで、フラグなど関係なくキャラが一瞬先に死んでいく緊張感が楽しめます。
モチーフは山田風太郎の忍法帖シリーズ。特に霞形部な子は強キャラです。

あのキャラをもっと読ませろ!という読者のために、このライトノベルがすごい!文庫ブログにて短編の
ねむりんの冒険 ロボットと修道女 天使をプロデュース ゾンビウェスタン が公開されています。


エピソード2のrestart前後編はボリュームも増えて、人物描写にも厚みが出ました。
乾いていてなおかつ厚みがある…そう、まるでかつお節(違います)。
モチーフは名探偵と密室殺人。トリックや論理ではなく、集められた人々が集められた意味、が問題になっています。
探偵っ子魔法少女(リアル探偵業者)がとても良いキャラクターです。


あのキャラをもっと読ませろ!という読者のために(これも!)、このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログにて短編の
マジカルデイジー第二十二話 チェルナー・クリスマス が公開されています。


『戦姫絶唱シンフォギア』『魔法少女育成計画』どちらも、まだまだ先が気になる良作です。

今年はこれらに出会えたことに感謝。
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テーマ:戦姫絶唱シンフォギア - ジャンル:アニメ・コミック



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