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Betelgeuse's Diary

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Podcast『週刊朝日編集長登場、今週の読みどころ:「納豆ダイエット」捏造をスクープ!事実はいかに解明されたか』を聴く

納豆ダイエット
あるあるでの捏造について。納豆を開けて20分待つと増えるという物質がダイエットに効くという放送にたいして、取材内容を語る。
http://asahi-podcast.cocolog-nifty.com/shukan/2007/01/post_ace1.html
20070123.mp3 10,744,798 bytes

00:00「朝日 ポッドキャスト 週刊朝日編集長登場。今週の読みどころ。週刊朝日編集長とデスクが、最新号から注目の記事や特ダネの取材秘話、裏話などを熱くお届けします。更新・お届けは週刊朝日発売日です。」

00:00~01:03 0120-015560の英会話学校CM
00:27~01:03 0120-015560の英会話学校CM

01:05~
「朝日ポッドキャスト 週刊朝日編集長登場!
 今週の読みどころ ということでお話は
 週刊朝日ヤマグチカズオミ編集長です!
 よろしくおねがいいたします」
01:15 ヤマグチ:「よろしくしくおねがいしまーす」
「そして今日は とても美しい」
ヤマグチ:「はい」
カンダ:「とんでもない」
「カンダトモコ記者です!」
01:21 カンダ「よろしくおねがいしまーす」
「さて、先週もお伝えしましたけれども、」
ヤマグチ:「ええ」
「週刊朝日の大スクープ」
ヤマグチ:「あーいえいえ」
「納豆ダイエットに対する疑問が、ついに謝罪放送が流れるまでになりました」
ヤマグチ:「そうですねー」
「えぇ。」
01:33 ヤマグチ:「あの、こんなにねー大きな事件になるとはねーもちろんちょっと予想してなかったんですけども、そのあの、カンダ、お手柄記者ということで、今日はですね、取材の経緯とかを、ちょとご紹介したいとおもいます」
「はい。そもそも、この納豆ダイエットに疑問を感じたのはどなた…なんですか?」
01:50 ヤマグチ:「えっとねー、もともとは、最初はあの、カンダにも頼んでたんですけども、あの、『そろそろ花粉症の季節だからね、花粉症をやろう』、みたいな話をしてたんですけども。
 そしたらですね、まぁ一人、えっとデスクがですね、どうもその
 『スーパーからね、納豆が無くなってる』と。で『家に帰ってね、冷蔵庫開けたら、かみさんがやたらその納豆を買い込んでいるんだ』と、
「うん」
ヤマグチ:『いったいこれはなんだ』、ということで、それが最初のきっかけだったんですね」
02:15 ヤマグチ:「で、じつはね、えーとカンダはですね、週刊朝日が誇るダイエット記者で」
一同:「ははは」
「ダイエットをよく取材されている、」
ヤマグチ:「そう、『西にダイエットがあれば西へ、東にダイエットがあれば』、ということですね」
「あー」
02:25 ヤマグチ:「それで、さっそくですね、カンダに『この分はなんかおかしいかもしれないので、ちょっと取材して来い』、ということで、走ってもらったんですね」
02:32 「うーん。カンダさん、最初どうでした?『納豆ダイエット』ときいたとき、何かこう、疑問点というのは感じたんですか」
カンダ:「納豆、まあ、そのそもそも、納豆自体にもカロリーあるんで、普通の食事に納豆プラスしたら、普通はまぁ太るだろう、と思うんですけど、」
「あー」
カンダ:「ま、食べただけで痩せる食材なんてあるとは、まぁ思えなかったので」
「まずどんなところから着手したんでしょうか?」
02:55 カンダ:「まずはその、まぁ、『イソフラボンはやせる』っていうんですけど、まぁほんとにまぁ、あのー、イソフラボンは、こう一日摂取カロリー(*)が70mgとかっていうデーターも一応あって、まぁ妊婦さんも摂ったらいけないとかっていう話も…」
ヤマグチ:「(*)『上限』がね」
カンダ:「上限があるんですけど、一応危険性はないんですけども、一応上限が70mgっていうのを、まぁあの調べている論文とかもあるようなんですよ海外には」
03:18 カンダ:「でまぁ、危険性を全く言わずに、それをまぁ『とりあえずまぁこのいっぱいとりあえずとりましょう』、っていうのを流すこと自体が、まぁどうかなーというところから始まったんですけど」
03:28 「で、まずどういったところを取材にまわったんでしょうか?」
カンダ:「まずはその出演された、その専門家のかたがたとか、まそのスーパーとかをいろいろまわってみたんですけど、」
「えぇ、」
カンダ:「でそこの専門家のかたに話を聞いたら、まぁちょと意外と(フッ)、」
03:47ヤマグチ:「反応が」
カンダ:「データーの数が…(笑)。反応が。」
ヤマグチ:「えー、それはね、最初にその気が付いたのが、最初にその出演されていた大学の先生がですね、その『自分が調べたそのデーターの数と、放送されたデーターの数が違った』んだよね」
04:00 カンダ:「そうですね。えー、さん、その先生は、まずこのダイエット前にまぁその血液のサンプルで、まぁあの、一応こうなんか20分置いたら増える、って言われてたポリアミンっていう物質の量を調べてくれ、って頼まれたんですけど、まぁ実験前と実験後と、送られてきたサンプル数がまず違う、と。」
04:17 カンダ:「ま、そういうところでまぁ、8人全員成功、って言ってるのに、もともとの数が違った、っていうところから始まったんです」
「え゛ー。ふぅぅん。じゃ、そこが違うってことはほかにもいろいろ違う点があるんじゃないか、なにかを変だな、っていう風に感じたわけですね?」
カンダ:「まその、前後の、その数字、そのポリアミン量を、その測ってるんですけど、『大して差がなかった』っていうんですよ。まぁこの、期待されたほどのその数値がでなかった、と」
04:42 ヤマグチ:「その先生がね、実際に番組から依頼を受けて、調べたんだけども、その数値に差がぜんぜん…ほとんど」
04:49 カンダ:「ま、あの期待したほどの、数値がでなかった、と。」
「にもかかわらず、」
カンダ:「そういうのはいっさい放送していない、と。」
「はぁはぁはぁ。そこはカットされていた。」
カンダ:「そうですそうです。そういう都合のいい(*)情報はカットされて、」
ヤマグチ:「(*)『都合の悪い』んだよ」
05:00 カンダ:「あ、都合の悪い情報はこうカットされて、でまぁ後は、こうなんていうんでしょう、あの、この表現のしかたも、『こういうふうに言ってくれ』って。『ああいう風に言ってくれ』って」
ヤマグチ:「あー。演出のテイスト、されていたわけですね」
カンダ:「そうですそうです。まー、あの、まぁ台本どおりじゃないですけど、『視聴者にウケる言葉で言ってくれ』という、」
「そういう注文が先生のほうに出されて、」
カンダ:「そう、そういうニュアンスのことを言われた、と。たとえばなんかあの、ポリアミンって物質じたいは、こう老化を遅らせる物質なのに、『若返りって言ってくれ』とか、」
「ふんふんふん」
05:32 ヤマグチ:「なるほど。『わかりやすい』ね。」
カンダ:「『食いつく』んですよ。『食いつく』から、」
ヤマグチ:「『つかみはオッケー』ね。」
カンダ:「そうですそうです。なんかそういうのを言ってくれ、と言われるとか」
「まーやっぱりそこに、ちょっとやらせ、っぽい演出があるな、っていうことは感じますよね?」
カンダ:「そーですね。でなんかまぁ、一応副作用っていうんですか、その『注意点というのももちろん伝えてるのに、そういうことは一切放送されない』と。」
05:53 カンダ:「でその、『20分置いたら増えるかどうかのデーターは、ボクまったく関与してないよ。』と。『知らない』と言ってるんですけど、その20分の根拠ってのがその放送でもまったくなされていないし。」
「はぁ…」
06:06 カンダ:「でまぁ、疑問点だらけだったんですよ(笑)」
ヤマグチ:「ははは…」
「疑問点だらけ、と」
カンダ:「疑問点だらけなんですよ」
ヤマグチ:「今だから言えるけど、全部ウソだった、ということなんですよね。」
「うーん…」
ヤマグチ:「そうするとね、全国のね、もうね、何百、何百万人という人が、毎朝なのか毎昼なのか毎夜なのか、もうね納豆を一生懸命に摂るんです。しかもね、お腹がすいているのに」
カンダ:「置いてるんですよ(笑)」
ヤマグチ:「20分間ずーっと待って、」
「(笑)はい、」
06:25 ヤマグチ:「それからね、食べてたっていう。とんでもない話だった、ってことがね」
カンダ:「ええ。そうですよね」
「なんか奥様方もね、ご主人の時間、食事の時間にあわせて、コネコネしてた、って話もありますし、ね…大変なことになっていた、と。」
ヤマグチ:「先週の段階ではですね、まぁ、あの、ほんとうに効くのか、というところで、まぁ実際いまカンダが話したように、相当怪しいんじゃないか、っていうところまで、掴んでたんですけども、」
「ええ、ええ、」
06:50 ヤマグチ:「こちらとしてもあの、本当に怪しいと言い切れるだけの裏付けるデーターがまだなかったので、ほんとに効くのか?と。で、専門家に聞いたらね、どうも『そういう説にはなかなかこう、飛躍がある、難しいよ』というところで、えぇと『納豆ダイエット、本当に効くの』っていうですね、まぁ第一弾を、えー掲載したんですね」
「ええ。この時点で、関西テレビの方には質問状、を出されたんですね?」
ヤマグチ:「ええ、カンダのほうからですね、えっと六項目にわたるですね、こちらの取材した疑問点を、えーむこうにぶつけたところ、えーっと関テレさん、関西テレビさんからの回答がまぁ記事にも書いてありますけれども、えーっと『信頼の、信頼できる情報や学説をもとにですね、構成・放送しているので』、まぁ、えーひらたく言うと、問題ないんだ、ということをまぁおっしゃった」
「ふうん」
07:35 ヤマグチ:「で、『そんなはずはない』と。いうことで、」
「さらに取材は続く…」
ヤマグチ:「さらに取材に行け!ってことで、もうカンダともう一人サトウって二人のやつに、行っけー!ということでですね、行かしたらですね、叩けば叩くほど、」
「うん、」
カンダ:「ホコリしかない。」
「ホコリしか出なかった!まったく実はなかったと?」
07:51 ヤマグチ:「実はなかったということがね、わかっちゃった」
「あのー、アメリカのほうの大学教授のことも、なんか、いろいろと、演出があったというか?」
カンダ:「なんかあのー、そもそもは、あの放送では、あのーこの56人が、こうなんか2つのグループに分かれて、ま『ある成分を取り入れたところ』のグループと、何もしなかった、通常通りの食事をしたところでは、こうあの半年間その食事をとったらこう、『片方にすごいやせる効果があった』、と。すごっくまぁ大々的にうたってるんですけど、まぁその段階では『何をとったか』ってもちろん明かされていないんですよね。で、視聴者が見たら、まるでその人たちが納豆を食べているように受けとれ…受け取られるんですよ。」
08:30 カンダ:「で、まぁ、そのアメリカ人がこの黄金の法則に従って納豆!を食べたとは思えないし(笑)、」
ヤマグチ:「ははは」
カンダ:「納豆をそんな56人も食べてくれるのかな、と。半年間も。というところから始まって、まぁアメリカの教授にも取材をしてみようという話になったんです」
「はいはい」
08:43 カンダ:「そうしたら、まその、アーサー・そーちゅ、アーサー・ショーツ、っていう教授が、こうゆってるんですけど、」
ヤマグチ:「テレビではね。」
カンダ:「はい。テレビでは。その、まずその、『アーサー・ショーツ』っていうスペルで検索をしたらまったくヒットしないんですよ。」
「え゛、そういう教授はいなかったということなんですか?」
09:03 カンダ:「そうですね。そう、」
ヤマグチ:「結論から言うと、そういう名前じゃあなかった。」
「名前が違った!」
カンダ:「はい。その、グーグルで、私ひいてたんですけど、ぜんぜんまぁ出てこないんで、ま、そのテレビのですね、まぁあの『56人のデーター』っていうのと、まぁ脂肪なんで『fat』っていうのと。でまぁあとそのあの、DHEAっていうまぁその痩せる作用のあるホルモンってなったんで、その『DHEA』っていう、その3語を使ってあの、検索をしたら、まぁぜんぜん違う教授の名前が出てきた。その論文が。」
「えーっ。大学も違うし、教授も?」
09:34 カンダ:「大学も違いますし。えぇ。はい。一応まぁその、ワシントン大学の、教授のグループがやってる、っていう話になってて、まずこれはなんかそのアーサー・ショーツ教授、って、テレビではその教授がまるで新発見しました!って言ってるんですけど、まぁその先生はまず発見してないよね、というところから始まったんですよ(笑)。『興奮してます!』ってなんかテレビでは言ってるんですけど。」
「えぇえぇえぇ。で、アーサー・ショーツ教授にもインタビューはされたわけですか?」
10:00 カンダ:「これはまぁメールとか電話を使って、その、英語しゃべれる記者の人をまぁちょっとアエライングリッシュのほうから、ちょっと」
ヤマグチ:「協力してもらってね。」
カンダ:「はい。」
「えぇ。えぇ。総出で…?」
カンダ:「総出で(笑)。そうするとなんか、『そんなこと知らない』『そんなことゆってない』…と」
ヤマグチ:「つまりね、その、ほんとの名前は結局シュワルツ教授だったんですけど、その人は」
「あ、ショーツじゃなくてシュワルツ教授?」
ヤマグチ:「はい」
「ははは、」
ヤマグチ:「えっとテレビではですね、その教授の、まぁ映像が出ながら、英語でしゃべってて、まぁよくテレビだとその上にその、翻訳の音声をかぶせる、」
10:33「声を。はい、」
ヤマグチ:「だから、えっと、教授が何をしゃべってる、英語で何をしゃべっているか分からないんですよ。」
「ええ、聞こえない。」
ヤマグチ:「で、えー、日本語、かぶってる日本語と、その下にテロップで、まーえっと見てる人はね、認識するんですけど、『そんなこと言ってません』って」
10:50 「(絶句)ひどいですね…それは」
ヤマグチ:「ええ、ほんっとひどいですよね」
カンダ:「ほんっと、ひどいです」
「それでは、あの、一回目の質問状の答えとは、まったく違う結果が」
ヤマグチ:「そうです」
「どんどん出てきて」
ヤマグチ:「どんどん出てきて。それから…」
「それで…」
ヤマグチ:「その、あれだよね、ほらあれもあったじゃない、写真が違う、って」
カンダ:「あ、そうですそうです」
11:05 ヤマグチ:「それね、研究所は、要するにえっとあるていど高齢のね、高齢者のね」
カンダ:「65歳以上の、65歳から70、70後半ぐらいのその、男女を対象にした研究で、しかもその腹部における、あのー、おなかの部分の脂肪の、脂肪が減った、っていうデーターなんですけど」
11:23 ヤマグチ:「で、テレビじゃね、紹介されてた写真を見ると、とても」
カンダ:「顔写真(笑)」
ヤマグチ:「そう60後半の人には見えない、」
「うーん、」
ヤマグチ:「写真。そういう」
カンダ:「で、しかも顔写真なんですよ。テレビは。顔写真が2つと、その体の写真が1枚と。その3枚を、こう、ま、その3組ですよね、3組を使って紹介してて。ま、腹部の、内臓の脂肪に(笑)、顔関係ないでしょ、という話になったんですよ」
「そうですよね…うーん」
11:49 カンダ:「でその、あの研究を発表したワシン大…ワシントン大学の先生も、『一切日本のテレビには協力もしてないし、写真も提供していません』と」
ヤマグチ:「じゃああの写真はなんだったんだ、と」
「どっから出てきた写真なんでしょうかということになりますよね。それをまたやはり関西テレビに聞く、」
ヤマグチ:「そう、そうです。ま、それでね、」
「必要があるということになりますよね」
12:08 ヤマグチ:「ま、あのー、まぁたった3日、3日か4日の取材で、全部がバレちゃうような、」
「はぁ…そのぶん、3日か4日のわけですね」
ヤマグチ:「そうですね。ものすごくわかりやすい捏造だったんですよね。それで、まぁえーとその前の週にね、えっと『信頼できる情報と学説をもとに』っておっしゃってたんで、えーと18日の日にですね、えぇあのそれまでの取材で、今カンダが言ったような分かったことをですね、約14項目ぐらいにわたって、えっと質問状を投げたんですね。」
「ふんふん」
12:38 ヤマグチ:「で、えーと18日、えっと19日のまぁ夕方まで、まぁおよそえっと…一日のちに、えっと回答してくれと。いう話で、えっとお願いしたんですけれども。結局、その関西テレビさんからは、えっと返事がですね、まぁこなくて、あの『今調査中』だとかですね、その『テレビとかでこうなんで』というようなことで、まぁ。まぁのらりくらりという状態がまぁ結局一日続いて、こちらの回答期限までにはあの、約束は守ってもらえなかったですね」
「うん」
13:04 ヤマグチ:「で、翌、えっと20日の日、これが土曜日なんですけども、えっと私たちにとっては締切日にあたるんですが、」
「はい」
ヤマグチ:「えーまぁ今日回答が無かったら、しょうがないからこちらの取材で、こちらの責任で、もう出そうと思ってたんですね。そしたらですね、えっと、まぁ催促のお電話をなんどかしてたら、向こうから電話がかかってきて、『その件についてはえっと今から…これから、今日の夕方会見をします。ガチャ』みたいな感じだったんですよ」
13:31「ガチャリ!」
ヤマグチ:「ガチャリ。」
「その一言?」
ヤマグチ:「そうなんです。」
「えーっ。」
ヤマグチ:「それで、えっと、まぁね、あの会見を大阪でまぁするっていうんで、じゃ要するに大阪まで顔出せってことなのかということででですね」
「うんうん」
ヤマグチ:「ま、いっぽうで記者をえっと飛行機で飛ばしたんですけど、まぁ、デスクもさすがにですね、担当者デスクがえー、切れちゃいましてですね、『いったいどうなってんですかお宅の広報対応は。』ね。まぁ、『両方ともメディアっていうことでですね、まぁ取材をしてることをなりわいにする人たちなんで、まぁその信頼関係はどうなっているんだ』ってことをまぁ怒ったらですね、向こうが今度『こっちだって大変なんです!』って逆切れされちゃって(爆笑)」
14:07 「うーん、相当、大変だったと思いますけど(笑)。うーん。それにしても、いきなり記者会見をします、ということで。」
ヤマグチ:「そうですね」
「直接的な回答はなかったわけですね?」
ヤマグチ:「ええ、あの、現在に至るまで、えーと回答は頂いてません」
「うん。記者会見はカンダさんは?」
カンダ:「あ、社内でいろいろとすることがあったので」
ヤマグチ:「原稿を書かなきゃいけない」
「あーそうか。記者会見の内容をお聞きになっていかがでしたか?」
カンダ:「はは、ちょっとまぁ(笑)、わら、笑えますよね。まだなんか、あの、粘ってるんですよ。あのまだその、まだ納豆ダイエット自体のほら、根幹は揺らいでいないんで、いないっていう自信があるらしいんですよ(笑)。えぇ。それはまぁ、出演していらっしゃる先生自体が、まだそのダイエットの効果がありますよ、ってゆってることをまぁもとに、ダイエット、納豆ダイエットに関してはその根幹自体まだ揺らいでいないそうなんですよね。」
ヤマグチ:「そうなんですね。まぁ」
カンダ:「捏造はしましたけど…」
15:02 ヤマグチ:「で、基本的にね、こちらからぶつけたことは全部認めて、つまりわれわれが疑問におもったことはまったくそのとおりでございますって会見で。さらに驚いたのは、われわれも知らなかった、つまりスタジオでやった実験も全部ウソだったって(笑)」
「あ、はいはい」
ヤマグチ:「(笑)こちらの想像以上の捏造だった、っていうことですね、ほんとにもう笑っちゃいますよね、ええ」
「捏造は認めたけれども納豆ダイエットについてはまだ揺らいでいないと(笑)」
カンダ:「まだそれは、あの…」
「認めていない。」
カンダ:「そういうのが効く、っていうのはまず前提のもとらしいんですよ」
15:33 ヤマグチ:「さらにツッコむ必要があるな、と今は考えてます」
「そうですね、じゃ『これだけは許さない?』(笑)、でもまぁ、謝罪放送などもありまして、番組存続の危機にも陥っているような状況ですが」
ヤマグチ:「そうですね。やっぱりさっき申し上げたようにですね、やっぱりあの視聴者の人たちがね、あのホントにこれを信じて、えっと…実際にまぁやってらっしゃった方たくさんいらっしゃると思うんで、それをやっぱり、まぁ、あの、はっきりいって裏切った、というような責任は、ま、我々もメディアとしてね、いろんな失敗やですね、ミスを犯すんですけども、やっぱりここまでひどいことをやったということは、それなりの責任っていうものがね、とうぜん考えられてしかるべきだと思ってます」
16:10 「ああ。また、納豆業界のかたたちにも、突然売れ出してパタッと止まってしまう、ということもこれはまた大変なことですよね」
ヤマグチ:「そうですよね。」
「うーん。でもどうですか、今もおっしゃいましたけども、おなじ報道に携わるものとして、」
ヤマグチ:「はい」
「こうゆった捏造ですとか、そういったことを取り上げるときっていうのは…どういう気持ち、でしょうね?」
16:33 ヤマグチ:「や、正直いって暗くなりますよね。暗くなるんですけれども、今回は、(笑)あまりにひどすぎたんで、笑っちゃうっていうね」
カンダ:「そうですね。信じるかどうかは視聴者しだい、とかってなんかそういうことを言う人もいますけど、視聴者は科学ひゃ…科学者でもなんでもないんで、なんかこうさも、こう効く!みたいなことを言われたら信用しちゃいますよね」
「そうですよね…。」
16:58 カンダ:「それも、あの、送り側の責任だと思うんですよね」
「…。あの、納豆業界や、それから、ま、大手スーパーなどでも、大変困ったというインタビューの、」
ヤマグチ:「そうですね」
「いろいろとられていますけど、そういったかたたちとはお話はされたんですか?」
ヤマグチ:「あの、カンダがけっこうスーパーに」
カンダ:「はい、スーパーもいろいろまわったんですけど、まぁここにもあの今回書いてるんですけど、スーパーのほうには前もって情報が流れてるんですよ。『納豆ダイエットやりますよ』と。『何月何日、まぁあのこういう内容で』。まぁ『こういうレシピも紹介して』、まぁ例えば今回だったら、あの納豆カナッペとか。納豆ガーリックトーストとか(笑)。こういうレシピも紹介して、まぁ、あの、この納豆の効果をダイエットでするんで、まぁあの…」
17:46 ヤマグチ:「結局、番組は、番組では途中まですごく思わせぶりで、」
「ふんふん」
カンダ:「そうですそうです」
「ええええええ。ええええ、」
ヤマグチ:「ずーとやってたんですけど、実は業界には、えっと納豆納豆納豆って」
カンダ:「番組を予告する前の段階から、もうはいってるんですよ」
18:01 「ふんふんふん…。それもなんか、疑問ですね。」
ヤマグチ:「疑問ですよね。そのへんについても、ちゃんと調べなきゃいけないなー、と思ってますけどね」
カンダ:「たしかあの、最後の放送がその12月24日だったとおもうんですけど、その次がまぁ1月7日のあのこの問題の放送で、あの次の時には、あの、こういう食材エックスで!っていう、やせるとかっていうのをうたっているんですけど、まぁ業界自体には12月21日ぐらいに、もうすでに、あのー、次は納豆でダイエットします、という情報が流れていた」
ヤマグチ:「次は納豆が売れるぞ!ということですね。予告してたってことですね」
18:32 カンダ:「なんか納豆じたいが、受注生産なんですって。なんか注文をしないと、作らないんですって。おもに日持ちもしないし、こうすぐに作れるものじゃないんで、まぁ受注生産なんで、まぁそのスーパーの人たちが前もって発注掛けてくださいよ、っていうのをまぁ、こう、うながすようなものだと思うんですよ」
18:51 「そういうの、どういうルートでその情報が流れたっていうか、わかったんですか?」
カンダ:「あ、はい、あの今回書いているんですけど、まぁいちおうそのスーパーのかたたちは、問屋さんから聞いたとかって言うんですけど、まぁ問屋さんからファックスが流れてきたっていうんですけど、まぁ、メーカーの方々に聞くと、まぁあの全国納豆連合会っていうんですか、全納連。っていうんですけど、まぁそこの人からファックスが流れてきたと。でまぁ、もともとは、その全納連のひとの話によると、あのー、『番組が、こんどこう納豆するんで、あの、なんかいい情報ないですか』と。でまぁ、それでまぁ、『こういう情報がありますよ』。でまぁ、『たとえばポリアミンというのだとか、やせるものがあるようです』と。まぁ軽く取材をしていく、こう取材で答えていくなかで、まぁすることがわかったんで、まぁ『実際に、どういう内容するんですか』っていう内容を聞き出して、それをまぁ、あの、納豆の普及に努める、んじゃぁないですけど、まぁその、紙面、紙を、紙に書いて、でまぁメーカーに出したという話は聞きましたけど」
19:51 「…。良心的に協力してくれたそういった業界のかたたちをも裏切る、ってことになりますよね」
ヤマグチ:「結果的としてそういうことですよね」
「っていうことで、今週はこの納豆ダイエットにたいする、疑問、から始まった、」
ヤマグチ:「はい」
「大変な事態、について詳しく教えていただきましたけども、えー今週発売の週刊朝日、表紙にはディカプリオさんの下に『納豆ダイエット、ウソだった』と。真っ赤な字で。書いてあります。」
20:22 ヤマグチ:「はい。」
「はい、これはもうほんとに、大スクープとゆっていいのではないかと」
ヤマグチ:「ありがとうございます」
「はい。そして、編集後記のところで、編集長のお言葉として、この世のインチキは見逃さず、と。これからもやっぱりこの、インチキはどんどん叩いていこうと。」
ヤマグチ:「そうですね。自分たちもインチキしないように気をつけながら(笑)、自戒の念をこめて書きました。」
「ということで、今日はヤマグチカズオミ編集長とカンダトモコ記者に、納豆ダイエットの」
ヤマグチ:『ウソ!』
「ウソ。大ウソについてお聞きしました。ありがとうございました」
ヤマグチ・カンダ「ありがとうございました」
21:00
英会話CM
21:41 「この番組に対するご意見・ご感想をお寄せ下さい。また、きいてみたいテーマなど、番組にたいするリクエストもお待ちしています。受付ページのアドレスは www.asahi.com/podcast です。なお、週刊朝日は定価320円、毎週火曜発売です。お近くの書店、駅売店、朝日新聞の販売所でお求めいただけます。」
22:23 終了

------
字をでかくしたりするのは面倒なのでパス

2006/01/24追記:
論文関係については 【絵文録ことのは】:
あるある大事典の「納豆ダイエット」の論文解釈には最初からムリがあった

  がまとまっています。

テレビ局側にたってのチェック体制が難しいことについては
池田信夫 usersblog 納豆ダイエット捏造はなぜ起きたのか
  で述べられています。


履歴:2007/01/23 21:58:20 初校
2007/01/24 16:10 絵文録ことのはへのリンク
2007/01/24 17:24 全体を聞きなおして、最初のナレーション、「まぁ」「あの」などの挿入。
2007/01/24 19:02 池田信夫 usersblogへのリンク

ところでいったい、このインタビュアーは誰でしょう?
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