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Betelgeuse's Diary

芝居で泥棒役になったら。唐草模様の風呂敷と、手ぬぐいについてのメモ

泥棒役の小道具、唐草(からくさ)模様の風呂敷(ふろしき)と手拭い(てぬぐい)について。

http://www.samue.co.jp/furosiki/furosiki.htm
唐草模様
 唐草はもっともポピュラーな文様ですが、我が国へは五世紀の古墳時代に大陸より伝えられました。唐草など蔓(つる)草は生命力が強く、茎をどこまでも伸ばしてゆくところから、長寿、延命、子孫繁栄の象徴とされ、又からみつく、巻き取る等により吉祥紋とされ、婚礼など好んで用いられます。


http://item.rakuten.co.jp/karakusaya-r/c/0000000100/
「泥棒さんの風呂敷」としてイメージされる唐草の風呂敷は、だいたい明治30年代から40年代にかけて生産されるようになりました。
つる草は生命力が強く、茎をどこまでも伸ばしてゆくところから、長寿や子孫繁栄の象徴とされています。
現在唐草の生産量は最盛期の2割にまで減少しましたが、作られて100年経過した現代においてもなお生産され続けています。

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実は意外に、この風呂敷を購入する方にはこの用途が多いのです。



つまり模様は縁起がいいとされていて、

風呂敷じたいは明治末から結婚式などに大量に作られ配られた。

泥棒はどうやって使用していたか?

http://chobi-diary.cocolog-nifty.com/arinkurin/2007/11/post_e453.html
なんでもその昔、唐草模様の風呂敷は、ツルが絡まって

拡がっていることから「繁栄」の象徴として

各家庭に1枚はあったらしい。

泥棒は、忍び込んだお宅で風呂敷を調達して盗んだものを

お持ち帰りしていたんですね。 意外とエコロジスト?


忍び込むときは何も持たず、唐草模様の風呂敷も現地調達の盗品だったということですね。

この[泥棒 = 盗品が詰まった唐草風呂敷を背負い逃げていく]、というイメージが
いつごろから絵画や各種の物語に登場するようになったのか、がとても気になります。
日本最古の唐草風呂敷&頬被り姿ドロボー絵はいつのものなのか。

 そういえば頬被りを「ほおかぶり」「ほっかぶり」「ほおかむり」「ほっかむり」のどれで発音するかも地域性がありますね。私はほっかむり派。

泥棒がかぶる手ぬぐいについて。
http://sansui623.hp.infoseek.co.jp/kouhou/tenugui.html
もともと手ぬぐいはかぶりものにするのが本来の使い方で、手をぬぐう布は 「前掛け」でした。
「手ぬぐい」の名は江戸後期に広まります。 それ以前は「ユテ・テサジ・ナガタナ」などと呼ばれたようです。
手ぬぐいのかぶりものは、日除け・ほこり除けで頭を保護する以外に、 慎みや信仰の表現でもありました。
現代では人と挨拶するときには被っていた手ぬぐいを取りますが、 昔は「揚手拭(あげてぬぐい)」といって、
人前に出るとき相手に敬意を 示すためにわざわざ手ぬぐいを被る礼式もあったらしいです。

▽盗人かぶり(ぬすっとかぶり)
ほおかぶりの一種。手ぬぐいの両端を左脇にひねって挟み込むか、鼻の下で結ぶ。 人相を隠す覆面を兼ねて、悪事を働く人が用いた。




風呂敷(ふろしき) 綿 桐唐草 七巾(220cm角)


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