http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%BF%E3%83%8F%E3%82%BF
ハタハタ(Arctoscopus japonicus、鰰、鱩、英名:Sailfin sandfish)とはスズキ目ワニギス亜目ハタハタ科に属する魚である。
秋田弁では「ハタハタ」の「タ」の音は鼻濁音で発音される(鼻に息を抜きながら発音される)。このため、しばしば「ハダハダ」という音に聞こえる。
ハタハタ文化
http://www.pref.akita.jp/fpd/shokubunka/shoku-24.htm 魚拓
佐竹侯とハタハタの話
http://www.524do.com/osirase/ensyu/ensyu00.html 魚拓
しかも寒い時期に水揚げされるため、川舟や馬の背に乗せて遠方まで生のまま運ぶことができた。このため藩内のすみずみまで大量のハタハタがいきわたった。
日本海北部マガレイ、ハタハタ資源回復計画 平成15年7月1日公表
http://www.jfa.maff.go.jp/sigen/magahata.htm 魚拓
2006年のTVドキュメンタリー番組
ドキュメンタリー大賞 第15回
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/15th/06-379.html 魚拓
歴史も古く、ハタハタが食べられるようになったのは江戸時代より前と言われている。江戸時代後期に秋田を旅した民俗学者・菅江真澄は、次のように書き記している。「鰰という魚は、冬の空かき曇り海の荒れて荒れて、なる神などすれば、喜びて、群りけるとぞ。しかるゆえにや、世に、はたた神という。さるゆえんあらん。此あたりは冬に入て、なる神たびたびせり。南の国とは異なる空なり。文字の姿も魚と神とは並びたり」。慶長年間(1596~1615)の文献にもハタハタの名は登場し、献上品としてもおよそ200年にわたり秋田の特産品を代表してきた歴史を持っている。
山形のハタハタの禁漁情報 - HACCPコンサルと美味しいもの - 楽天ブログ(Blog)
http://plaza.rakuten.co.jp/haccpkato/diary/200701180000/ 魚拓
秋田県漁業協同組合 杉本八十治さんインタビュー
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_29/no29_h01.html 魚拓
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_29/no29_h02.html 魚拓
ただ、秋田県が禁漁している間も、他県では捕っていたんです。これは当然のことでしょう。ハタハタが捕れなくなって以降、非常な高値で取引きされていましたから。
これは私の実感ですが、ここにも温暖化の影響が見え隠れしています。つまり、ハタハタの産卵場所が北上してきているんです。
今までは、青森の北側の沿岸にハタハタが大量に接岸するということはなかったのに、ここ4、5年ものすごい量が青森に接岸するようになっています。北に移動しているんです。
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_29/no29_h03.html 魚拓
禁漁前から県民の口に入りづらい値段になっていたので、ハタハタを食べる文化がいったん途絶えてしまったんです。
魚を食べなくなっているし、飯寿司のつくり方も三五八(さごはち)のつくり方も知らない、もっとも基本となる三枚下ろしもできないというんですから。これが現実なんです。
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_29/no29_h04.html 魚拓
それとフグね。トラフグってあるでしょ。下関産が有名ですが、秋田県でも200tほど揚がるんですよ。
このトラフグは、ハタハタの禁漁期間に「なんとかそれを補うものを」と探した結果、意外と捕れるということがわかって、助けられた魚種でもあるんです。
築地網伍 ”獲れたて鮮魚水揚げ速報”: ハタハタの話し
http://tsukiji-amigo.seesaa.net/article/110393604.html 魚拓
三年位前までは青森でも深浦~鯵ヶ沢にかけて、ハタハタが大群で押し寄せて、地元の人が目の色変えて網を持ちハタハタ取りをして沢山のハタハタを取ったり、流れ着くブリ子を取ったりと地元ならではだったのですが、漁師さんと違い海の怖さを知らずに時化の日に岸壁にハタハタを取りに行き波に飲ま亡くなる人がしょっちゅう居ました。
ブリ子は沖で取る物と違い丘に打ち上げられた物は砂をかんで、食べても砂が抜けません。
【特報 追う】ハタハタ豊漁喜び…市場価格は底値状態 2008.12.6 02:31 ■魚齢に偏り、来季は期待薄?
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/081206/akt0812060232000-n1.htm 魚拓
「今期の資源量は6000トン、漁獲可能量は3000トン(沖合1200トン、沿岸1800トン)で昭和54年以降、ほぼ30年ぶりの大漁」
「昨季は11月末から3日間、一斉に自主休漁し、途中で漁をあきらめた漁師もいたが「漁師たちが我慢したことが今年の豊漁につながった」」
「現在の市場価格はメス1キロ 500~ 700円、オス1キロ 100円程度とほぼ底値の状態」
「「資源量は着実に回復してきているが、魚齢にバラつきがあるのはまだ完全に回復していない証拠」と話す。今季の水揚げのうち90%以上が2歳魚。3~4歳の大型が少ない上、魚体の小ささから商品価値のない1歳魚さえも見当たらない」
(2015年12月)再び乱獲が進行したそうです
<ハタハタ>資源量半減 漁再生へ緊急対策 | 河北新報オンラインニュース[archive]
<ハタハタ>資源量半減 漁再生へ緊急対策
漁獲枠が半減する中、沿岸のハタハタ漁は最盛期を迎えている=男鹿市の北浦漁港
ハタハタの秋田県内の漁獲枠が今季、800トンと昨季の1680トンから半減した。秋田沖の資源量が減っているとみられるためだ。漁師から「経営が成り立たない」との声が上がる中、県や県漁協は資源量回復へ向け、ふ化放流事業などの緊急対策に乗り出した。
「漁獲枠が少ないと収入減になり、廃業する漁師が出かねない」
ハタハタの沿岸漁を営む男鹿市の杉本貢さん(57)はそう不安を口にする。
漁獲枠は、県と県漁協でつくる資源対策協議会が、前年の漁獲量や沖合での底引き網調査から県が算出したその年の資源量の4割とすることを決めている。2010年以降はグラフのように漁獲枠の80%以下しか水揚げできておらず、資源量を過大に推計している可能性があった。
<乱獲状態が進行>
推計方法の一部を見直して精度を上げたところ、全体の資源量は2000トンと昨季の4200トンから半分以下になった。漁獲枠が1000トンを下回るのは、1998年の600トン以来17年ぶりとなる。
漁獲枠が半減したことについて、県水産振興センターの担当者は「近年水揚げされるハタハタは若年齢化しており、乱獲状態になっている」と理解を求める。
県は資源量の回復を図る緊急対策として、開会中の県議会に関連事業費2678万円の予算案を提出した。1月以降に1000万匹分の卵塊(ブリコ)を主要8漁港に放流するほか、漁場5カ所でハタハタがブリコを産み付ける海藻「ホンダワラ」の生育調査をする。漁協がふ化放流をする場合は最大1000万匹分の経費の半額を補助する。
県漁協も流通管理に力を注ぐ。浜では高値が付かない小型やブリコ、白子が落ちたものは禁止されているにもかかわらず、漁師が安価で直接販売する系統外流通が行われていた。
<市場価格高めに>
系統外流通は漁獲量に計上されず正確な資源量の把握の妨げとなっていたため、県漁協はことし初めて漁港7カ所に直売所を開設。客が系統外流通に流れないようにした。
漁獲枠の減少は市場価格にも影響している。秋田市の秋田市民市場にある鮮魚店では、ブリコ入りの20~25センチのメスが30匹ほど入った1箱(4キロ)が4500~5000円。昨年より1000円ほど高めだという。店主は「この時季は地元の人が贈答用として買っていくが、ことしは例年より早めに販売が終わってしまいそうだ」と残念がる。
今後の資源量に関して、県は急激な回復は見込めないとみている。県水産漁港課の千葉俊成課長は「ブリコの放流などの対策事業は3年間続ける。県全体に、ハタハタという資源を大事に扱う機運が高まってほしい」と話している。
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1226650318985/files/hatasuii.pdf[archive]

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