東京日日新聞、明治11年11月6日
出典:新聞集成明治編年史. 第三卷 図書 新聞集成明治編年史編纂会 編 (林泉社, 1940), p.473 (国立国会図書館デジタルコレクション)

内容(大意)
速水に住むある人から『以前、1874年から1875年3月にかけて琵琶湖中央に謎の発光体が複数現れ、夜の漁をやめる騒動があった。1878年10月初旬から発光体がまた現れ、しだいに数が増えて10月24日夜には25~26個にもなった。湖面の波に映ってとても光り輝いており、見物人たちも恐ろしくて逃げ帰ったという。速水や長浜のあたりでは様々なうわさになっていて、難破した船の亡者だ、沈んだ宝物が光ってるのだ、竜宮城の乙姫が結婚したから筑紫の不知火がお祝いに来たのだ、などと言われている。学校の先生は「堅田の化の火」と同じく腐った魚介のリンか、群れてる魚の鱗だろうと言ったが説得力がなかった。このごろは彦根や八幡あたりからも見物人が来るようになった』と連絡があった。本当なのかどうなのか…?
東京日日新聞の記者も半信半疑なようです。これについて地元の記録はあるのでしょうか。
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