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Betelgeuse's Diary

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1980年代、朝鮮半島関連人名の読み。全斗煥「ぜん・とかん」から「チョン・ドゥファン」へ

1975年に在日朝鮮人より裁判で問題提起、1984年に外交上で韓国の要人は現地読み、1987年に大韓航空機爆破事件で容疑者の名前や拉致被害者と思われる人物名は漢字と現地読みが繰り返される、1975年からの裁判は1988年に敗訴となるがそれまでに朝鮮系の名前読みはごく一般的になった、という流れ。


<<人名の日本語読み時代>>
1952年
1月18日 李承晩ライン(りしょうばんライン)

1973年
8月8日 金大中事件(きんだいちゅうじけん)

1975年
崔昌華(チォエ・チャンホァ)氏がNHKから取材・放送されたさい、人名が(さい・しょうか)と日本語読みされたとして提訴
(NHK日本語読み訴訟、1円訴訟)

1980年
8月27日 全斗煥(ぜん とかん)韓国大統領就任

1983年
7月21日 崔昌華氏、福岡高裁敗訴、上告

<テレビで発音されだす>
1984年
5月 テレビ朝日が「民族読み」を開始(出典:朝日新聞夕刊1988年2月16日)

<外交上の配慮で要人を現地語読み>
7月4日 安倍晋太郎外務大臣が外務省に現地語読みを指示
http://q.hatena.ne.jp/1183353937

9月6日から 8日 全斗煥韓国大統領が日本訪問

【1984年9月6日】 全斗煥大統領来日 韓国の国家元首では初 - YouTube


全斗煥(ぜん とかん → チョン・ドゥファン) ニュース後半からはチョン・ドゥファンと読む
毎日ニュース

空からは飛行船、海からは哨戒艇。
9月6日、韓国のチョン・ドゥファンぜんとかん大統領を迎える東京は、戒厳令並みの警備体制を敷きました。
バスの床下から、スカートの中まで、徹底的な検問。この費用、しめて9億円。
チョン・ドゥファン大統領の来日は、不幸な関係にあった日韓両国の過去を清算し、新しい友好関係を築くものと位置づけられています。




1985年
6月 NHKが「民族読み」を開始(出典:朝日新聞夕刊1988年2月16日)

<韓国人、北朝鮮人のニュースはカナ表記併記>
1987年
11月29日 大韓航空機爆破事件
 容疑者、金賢姫の名前記載方法は
 金賢姫(二六)=キム・ヒョンヒ= (朝日新聞朝刊1988年2月25日1面より)

12月16日 韓国大統領選挙、盧泰愚(ノ・テウ)氏当選。

1988年
2月16日 崔昌華氏の上告棄却

裁判要旨
一 氏名を正確に呼称される利益は、不法行為法上の保護を受け得る利益である。

二 昭和五〇年当時テレビ放送のニュース番組において在日韓国人の氏名をそのあらかじめ表明した意思に反して日本語読みによつて呼称した行為は、在日韓国人の氏名を日本語読みによつて呼称する慣用的な方法が是認されていた社会的な状況の下では、違法とはいえない。


判決文(pdf)[archive]
 
2月16日 朝日新聞夕刊 1面、14面
崔氏のコメント韓国政府が日本のマスコミに対して名前を正確に呼ぶように要請したり、日本の外務省が在日韓国・朝鮮人の呼称を正確に読むよう変更したり、日本国内の情勢は変わってきた
朝日新聞のコメント朝日新聞では、漢字表記を原則としているが、重要ニュースや著名人名などの場合には、その読み方を現地の発音に基づき片仮名で併記することもある
毎日新聞、読売新聞などが夕刊で記事に

2月25日 盧 泰愚(ノ・テウ)第13代大韓民国大統領就任

新聞紙面で1面の大統領名を確認すると、河北新報では1面からカナ付き、朝日新聞では漢字のみでした。





北朝鮮の日本語放送は(ろ・たいぐ)のままだったとの話。









盧武鉉はなぜRoh Moo Hyun: 極東ブログ[archive]





韓国・北朝鮮の地名・人名 読み方辞典(音訳の部屋)[archive]

●『NHKことばのハンドブック第2版』2006年11月25日 第2刷発行 編者 NHK放送文化研究所
---以下P133、P134からの抜粋による---

(1)韓国・北朝鮮の在住者の人名は、原則として「原音読み、カタカナ表記」とする。・・・ただし、漢字を併記することが視聴者の理解を助けると判断される場合は、漢字をカッコ入りで併記する。

(2)在日韓国・朝鮮人の人名は、原則として「日本語読み、漢字表記」とする。ただし、以下の場合は例外措置として、「原音読み、カタカナ表記」とし、必要に応じて漢字表記(カッコ入り)、日本語読みを併用する。
<例外>
①本人が希望した場合。
②日本の公的機関が「原音読み」で発表した場合。
③国際的な会議、スポーツ大会、行事などの参加者で、主催者が「原音読み」で発表した場合。
④「原音読み」の名前で活躍している、著名な作家、学者、芸能人、音楽家などの場合。
⑤NHKがニュース、番組の放送にあたって、企画意図や演出上の理由などから「原音読み」にしたほうが適当と判断した場合。

(3)韓国・北朝鮮の地名は「原音読み、カタカナ表記」とする。ただし、漢字を併記することが視聴者の理解を助けると判断される場合は、漢字をカッコ入りで併記する。
例 パンムンジョム(板門店)

*1993年発行の『NHKことばのハンドブック』では韓国・北朝鮮の地名は原則として漢字で書き、日本語読みにする。・・・とあります。
 ただし「ソウル」と「ピョンヤン」はカタカナで書く。・・・とあります。

(4)そのほか
・・・
同じ漢字の原音読みが、韓国と北朝鮮で異なる場合があるので注意する。
例 李(韓国・・・イ  北朝鮮・・・リ)

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