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松風独楽、ぶんぶんゴマ。手の中で高速回転を作る遊び

厚紙や木、竹に2つ穴をあけてヒモを通せばできるおもちゃ、「ぶんぶんゴマ」。
江戸時代は松風独楽(まつかぜごま)と呼ばれました。
日本だけでなく古代文明から伝わっている、人類共通の呪具、玩具、楽器です。

日本玩具博物館(2012年)[archive]

ぶんぶん独楽は、非常に長い歴史をもった発音具で、古代ギリシャの時代から存在しました。そして、世界を見渡すとき、このぶんぶん独楽にはたくさんの兄弟姉妹があることにも驚かされます。
北アメリカのイヌイットやグリーンランドの人々においては、セイウチの牙やアザラシの骨などから、ぶんぶん独楽(ブザー)を作り、また、ブラジル・マッットグロッソ州に住むクイクロ族は、ヒョウタンの実殻などを円形に切り取ってこれを作りました。怖い獣を遠ざけたり、悪魔を追い払ったりする道具と考える民族があれば、また、病気の治療に使用する秘具と考える地域もあったようです。雑音性に満ちたこの不思議な音には、目に見えない邪気や悪霊の類を退散させる霊力があると考えたのでしょう。



英語Wikipediaでは風車の項目と、ブザーの項目それぞれに記載されています。
Button whirligigs (also known as button spinners and buzzers)
Buzzer (whirligig)

日本では、ぶんぶんゴマの音は松の木を通り抜ける風の音と見なされたようです。
その風や音は、松風(まつかぜ)、 松籟(しょうらい)、松韻(しょういん)、松濤(しょうとう)などと呼ばれています。

松の木を吹き抜ける風と、その時に鳴る独特の音の動画。



哲学者の和辻哲郎は「松風の音」のエッセイを記しています。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001395/files/49909_41933.html

その、松風独楽(まつかぜごま)の掲載されている本。
からくり玩具をつくろう―江戸時代で遊ぶ本


松風独楽は子供への教材として、「ぶんぶんゴマ」「びゅんびゅんゴマ」と呼ばれるようになりました。
牛乳パックや厚紙などで子供への教材として作らせるおもちゃ。



遊び方のバリエーション
1. 水を切る
このぶんぶんゴマの丸鋸の形にすると、水を飛ばすことができるが自分に水が掛からないように注意、と1907年の「世界遊戯法大全」に「水弾き A Cut-Water」として載っています。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860315/19

水弾き A Cut-Water
【材料】板又は厚紙
【製法】板か強い厚紙を円く切り、また周りを鋸歯のように切り、穴を二つあけて、糸を通す。
【遊び方】糸の端を左右の手に持ち、少しよりをかけて、引っ張ったり緩めたりすると、板はきりきりまわる。これを水面の上に触れさすと、水沫が遠く飛ぶのであるが、もっとも水がむこうのほうへ散るように注意せねば、自分に水をかぶるうれいがある。


(漢字は開き現代かなづかいに)

2. 冷却ファンや換気ファンでぶんぶんゴマ


線香の煙を使うと、煙が吸い込まれるのを見ることができます。

3. みかんをぶんぶんゴマの要領でネットに入れ回すと割れる
みかんをミカンネットに入れて回転させるとみかんが - YouTube

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