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Betelgeuse's Diary

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超キモいシャチホコガ幼虫、その剣と盾と鎧について

2013年に撮影したシャチホコガ幼虫動画をまとめたものが、ニコニコ動画のランキング入りしていたのでその点についての記事。
以前の記事:宇宙生物?キモいと評判のシャチホコガ幼虫を手乗りする動画


4本の長い脚、大きすぎる頭、さまざまな突起が気持ち悪いシャチホコガの幼虫は、各機能で見るとそれぞれよくできてます。




シャチホコガ幼虫は小さいころ、アリに擬態して、アリだよ!酸っぱくて美味しくないかもよ!何匹も集まってきて攻撃してくるかもよ!、と周囲にアピールしています。

アリのふりが通じなくなる成長後は、茶色い体で枯葉のふりができ、基本的には地味に生きています。
全体にキモいために人に話題にされることはあまりありませんが、尻尾の裏にヘビの目玉模様があり鳥対策もできています。


敵の存在を感じると、尻尾と頭を反らす名古屋城天守閣の「シャチホコ」ポーズをとります。

鎧:
シャチホコポーズでは背中の突起と尾が組み合わさり、鎧となります。また、体の下半分と腹脚の皮は厚く、ここも鎧となります。

ダンゴムシ、アルマジロ、センザンコウなどの硬い鎧で丸まる生き物たちとの違いは、攻撃手段を外に残しながらディフェンスを固めること。

剣:
長い4本の胸脚、長い2本の尾脚、それぞれが空に向けられて、飛んでいるアシナガバチやスズメバチなどへの牽制になります。
同じく空に向けられた口からは消化してない食べ物を吐き出して相手になすりつける攻撃(つまりゲロ攻撃)ができます。

盾:
尾の、胸脚が届かない部分は平たく広がって端が強化され、「盾」を構成しています。敵の噛みつきに対抗してますね。


シャチホコガシロシャチホコなどがこのスタイル。

同じシャチホコでも、ギンモンスズメモドキモクメシャチホコなどは尾脚と、そこから出てくる肉角で防御しています。シャチホコガでは武器が届かない場所の硬く平べったい「盾」は尾でしたが、これらの種では胸が盾となっています。


シャチホコガの仲間には普通のイモムシ型の種もたくさんいるなかで、鎧と盾と剣を持って外敵に挑むものたちがどのように発達してきたのか。とても面白いムシです。



こういう過剰な機能が見た目キモいという話、巡洋艦「足柄」を見た欧州の海軍軍人たちの感想『飢えた狼』と似ています。
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術



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