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Betelgeuse's Diary

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コールドスリープへの道になるのか?亀の血を吸うヒルの耐凍性

SF作家が宇宙旅行に際して冷蔵・冬眠・冷凍など様々な形で描写してきた、いまのところは夢物語の「コールドスリープ」。

低体温での生存にはいくらか見込みがありそうですが(まさかのコールドスリープ?雪中の車に2ヶ月間閉じ込められた男性が「冬眠」状態で生存していた(スウェーデン) : カラパイア[archive] )、
死んだ直後の人体を冷凍保存して未来に復活の希望を託すという「クライオニクス」では、アメリカで暴露本が出版されて、遺体のぞんざいな扱いが問題になりました。
人体冷凍 不死販売財団の恐怖

ある程度の大きさの生き物になると、凍るときにひび割れる、というのは避けられない課題のようです。

今回、液体窒素(-196℃)での凍結や-90℃での長期保存から復活できることが発見された日本のカメに寄生するヌマエラビルですが、凍結・膨張での損壊はサイズの小ささで問題にならなかったのか、この種独特の何か機構があるのか。面白いです。

こういうヒルらしい
ヌマエラビル
http://kame55kame.web.fc2.com/cho-kh2006/200806hiru/BBS/bbs.htm[archive]

  ヌマエラビル、亀さんの口に中も... 投稿者:daisy 投稿日:2008/07/09(Wed) 22:41 No.1201
 
初めまして、大阪で亀を飼育しているdaisyと申します。
 ヌマエラビルについて、コメントさせていただきます。
 当方のカメ(イシガメ・クサガメ)は自然採取の為か、高い確率でヌマエラビルの寄生が認められます。寄生率はイシガメは30%クサガメは99%といった感じです。←元々大阪府下の汚い河川に生息していた個体のため、高めの数値かも知れません。
 寄生の部位については、前足の付け根が一番多く、以下、首廻り・後ろ足と続きます。また、少ないですが総排出孔付近にも寄生が見られ、ひどい場合は総排出孔の内側にも寄生している場合があります。
 感染経路は不明ですが、同場所で採取されるミドリガメの類に腔内だけに寄生(極稀です)が認められる場合があります(ミドリガメは口を簡単に開けてくれるので見つけやすい)ので、カメのエサとなる物に既に寄生されていることも考えられます。また、同個体には共通して甲羅・四股部分に粘り気のある物質が付着(メチレンブルー等の薬品を使っても取れません)が認められます。
 極稀ですが、ミドリガメと同様イシガメ・クサガメにも腔内にヌマエラビルが寄生している場合もありますので、ヌマエラビルを駆除される場合は注意が必要と思います。
 別に追跡調査をしている訳ではないのですが、現時点で当方がエサとして与えている動物(自然採取)「おたまじゃくし」「カエル」「ザリガニ」「メダカ」には、ヌマエラビルの寄生は認められていません。また、ヌマエラビルの卵の寄生?付着も認められません。
 話は変わりますが、私はヌマエラビル等を見つけ次第、ピンセットで除去しています。大変手間のかかる作業ですが、食塩水・過酸化水素水・メチレンブルー等の薬品では死なないからです。恐らく生まれ故郷の河川は薬品等の毒素レベルとは比べられない程、強烈な汚染に犯されているのでしょう。しかし、そんな河川に「イシガメ」が住んでいるのが不思議でなりません。
 長々と愚見を申し上げましたが、参考にして戴ければと思います。


 


TOPページ/トピックス一覧/トピックス/耐凍性を持つヒル( 環形動物) の発見 [archive]
 

東京海洋大学のプレスリリース(pdf)[archive]

本研究チームの一名が研究目的で冷凍保管(温度:-80℃、期間:約半年)していたクサガメ(爬虫類のカメの1種)を解凍したところ、カメの生前時より寄生していたと思われるヌマエラビル(*1)が能動的に体を動かすことを確認しました。そこで、改めてヒルのみを凍結および解凍したところ、同様に生存が確認されたため、より詳細に本種の耐凍性を調べました。



凍らせたカメは何に使う予定だったんでしょうか。


PLOS ONE: A Leech Capable of Surviving Exposure to Extremely Low Temperatures[archive]

ヌマエラビル Ozobranchus jantseanus は-90℃の冷凍に耐えるけれど
Ozobranchus margoi (アカウミガメにつくヒル)
Glossiphonia complanata ヒラタビル
Alboglossiphonia lata ハバヒロビル
Helobdella stagnalis ヌマビル
Erpobdella octoculata ナミイシビル
Erpobdella japonica ニホンイシビル
は全滅なのでヒル全体や Ozobranchus属が特に凍結に強いわけではない、と。


どんな結論が出るのか、楽しみにしたいと思います。
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